カスタードクリームを焦がさないで作るための道具と作り方のポイント

銅鍋

お菓子作りにかかせない、カスタードクリーム。

フランス語では“クレームパティシエール”といい、日本語にすると「菓子職人のクリーム」という意味です。

今回は、初心者でもカスタードクリームを上手に作れる道具を紹介していきます。

基本は卵黄、砂糖、牛乳、薄力粉の4つの材料を混ぜて、鍋で炊いて作ります。

鍋で炊くので、焦がしてしまわないか、とても心配ですよね。

私も最初は、どんな道具を使ったらいいのか、どのぐらい炊いたらいいのか、よくわからずに見様見真似でやっていました。

その中でわかったことは、「一番大事なのは道具!」ということですね。

慣れているパティシエの方ならありあわせの道具でも上手くいくと思いますが、初心者は何かと必ず失敗します。(経験談。笑)

もりりか

一番適した道具を使うことが失敗しない近道だと思います!

目次

カスタードクリーム作りで重要なこと

カスタードクリーム作りでは、

焦がさずにダマがなく、満遍なく混ぜ続けられること

が一番重要だと思っています。

そのためには、混ぜる道具は泡立て器が一番混ぜやすく、ダマもできにくいです。

さらに、泡立て器で満遍なくかき混ぜることができる鍋は、底が丸くなっているものです。

もりりか

私が使っているのは、シリコン製の泡立て器底が丸い銅製の鍋です。

シリコン製の泡立て器のメリット

  • 音が静か。
  • 金属のボウルや鍋と擦れても金屑が出ない。
  • ゴムベラのように、側面を少しこそげることができる。
もりりか

実際に使っている泡立て器がコレです。
直径5cm×長さ25cmの小さめサイズですが、ボウル、鍋にもフィットして使いやすい大きさです。素材も変形しない固さなので使いやすい。
色もクリーム色でかわいい!

銅製の底が丸い鍋(ボーズ鍋)のメリット

  • 底が丸いので、泡立て器や木べらでもむらなく混ぜやすい。
  • 銅は熱伝導率がよいため、熱が均等に伝わるので温度にムラが出にくい。
  • お鍋が温まるのが早い。
  • 手入れをすれば、ずっと使える一生モノ。

銅製の底が丸い鍋(ボーズ鍋)のデメリット

  • アルミなどと比べると、高価。
  • 手入れが必要。(銅は酸や塩分に弱いので、そのまま放っておくと変色してしまう)
もりりか

私が使っているのは18cmの銅鍋。満水容量1.5L。底が丸いので、容積が少ないため、少し大きめの方が使いやすい。鍋に対して少量でも混ぜやすいため、大きめサイズを選んだほうが良いです👍🏻

こちらの商品は、取っ手がついてない状態で届きます。

釘が入っているので、自分で釘を金づちで打って仕上げる必要があります。

送料安くするためには仕方ないですね^^;

お手入れは、使ったらすぐに洗って、水分を拭き取るか、火にかけて水分を飛ばしておきます。

水分を放置しておくと緑色に錆びてしまうので気をつけましょう!

銅鍋はカスタードクリームづくりだけではなく、シュー生地を作ったり、ジャムを作ったりするときにも活躍します。

特に、シュー生地は、カスタードクリームよりも炊き加減が難しいです。

どこで炒めても同じ温度、炒めやすい形はとても便利で、安心して作ることができます。

カスタードクリームの作り方

カスタードクリームの材料

  • 牛乳 200ml
  • 卵黄 2個
  • 砂糖 50g
  • 薄力粉 15g
  • バニラビーンズペースト

カスタードクリームの手順

  1. 卵黄と砂糖をボウルに入れ、泡立て器で白っぽくなるまでよく混ぜる。
    • 砂糖が溶けていないと玉になってしまう。
  2. 薄力粉をふるって加え、泡立て器で優しく粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
    • 薄力粉は混ぜすぎるとグルテンが出るので、粘りが強くなってしまうため。
  3. 牛乳を手鍋で人肌に温め、2のボウルに半分注ぎ、泡立て器で優しくよく混ぜる。
    • 沸騰したものを一気に加えると、卵に火が入って固まってしまう。
  4. 残りの牛乳も加え混ぜたら、手鍋に戻す。
  5. 中火にかけ、焦げないように泡立て器で絶えず混ぜる。
  6. しばらくすると固まってくるので、一度火を止め、よく混ぜる。
  7. もう一度中火にかけ、泡立て器で混ぜながら、軽くなるまでよく炊く。
    • カスタードクリームは卵のため、よく火を通さないと腐りやすくなる。
  8. ボウルに移し、ボウルを氷水につけて、クリームを冷やす。
    • すぐに冷やすことで菌の繁殖を防ぐ。
  9. 熱がとれたら、表面にぴったりとラップをし、冷蔵庫で冷やす。
    • ぴったりとラップをすることで乾燥を防ぐ。
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